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消化器病専門医・消化器内視鏡専門医
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ABC(胃がんリスク)検診

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ABC分類とは

血液検査で胃がんにかかる危険性を評価するとともに、ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)の罹患の有無を確認する検査です。
ピロリ菌は幼少期に感染しなければ、通常一生涯慢性的な炎症のない健康な胃の状態が保たれます(A群)。しかし幼少期にピロリ菌に感染すると生涯を通じて胃粘膜に慢性的な炎症が続き(B群)、加齢と共に胃の粘膜の萎縮が進行して胃がんの罹患率が高まります。ペプシノーゲンⅠとⅡは胃粘膜から分泌される物質ですが、胃粘膜の萎縮が進行してペプシノーゲンⅠが70以下かつペプシノーゲンⅠとⅡの比(Ⅰ/Ⅱ)が3以下になった場合に胃粘膜の萎縮ありと判定します(C群)。

ABC分類と胃がんの発生頻度

井上らの報告では、下の表のようにA群で胃がんの発生は1例も認めず(0%)、B群で0.21%、C群では最も高く1.87%の人に胃がんが発見されました。

  ヘリコバクターピロリ抗体
(-) (+)
ペプシノーゲン法 (-) A群
0%(0 / 2,802)
B群
0.21%(7 / 3,395)
(+) C群
1.87%(39 / 2,089)

(井上和彦ほか:ABC分類の有用性と問題点-ペプシノーゲンの正常値の検討を含めて-. Helicobacter Research 15: 422-427, 2011)

ABC検診を受ける際の注意点

以前ピロリ菌の除菌治療をうけた人は、除菌前はBやC群の判定であったにもかかわらず除菌後にA群になることがあります。これは除菌によりピロリ菌の抗体が低下して基準値以下になるのみでなく、胃粘膜の萎縮が改善してペプシノーゲン法が陰性となることによります。ただしピロリ菌を除菌すると胃がんのリスクは減少しますが、ピロリ菌に一度も感染していない人と同じ状態まで改善しません。したがって、除菌治療を受けた人はまず定期的な胃内視鏡検査を受けることが重要です。

A群と判定されたら?

一般的にはピロリ菌に感染しておらず胃の粘膜の萎縮もない状態であり、胃がんに罹患するリスクは非常に低いと考えられます。しかし通常ピロリ菌の抗体値が10未満の場合に陰性と判断されるため、3以上10未満の場合はピロリ菌が存在する場合があります(偽A群)。したがって偽A群の場合、他の方法(便中抗原や尿素呼気検査)でピロリ菌の有無を確認する必要があります。また高齢者は免疫力が低下することでピロリ菌がいても結果が陰性となる場合があるため、60歳以上の方はA群と判定されても胃内視鏡検査を受けたほうがよいと思われます。

B群と判定されたら?

B群はピロリ菌に感染してはいるが、胃粘膜の萎縮がまだ進んでいない状態です。胃がんのリスクはそれほど高くありませんが、胃・十二指腸潰瘍のリスクは高く、頻度は高くありませんが未分化がんという胃がんが発生する可能性もあります。したがって胃内視鏡検査を受けることで胃がんの有無ばかりでなく慢性胃炎の状態を確認し、検査後にピロリ菌の除菌治療を行う必要があります。

C群と判定されたら?

ピロリ菌がいる(あるいは以前にいた)だけでなく、胃の粘膜の萎縮が進行して胃がんの発生リスクの高い状態であり、胃内視鏡検査により胃がんの有無を確認することが重要です。さらにピロリ菌がいる場合は除菌治療を受けることで将来の胃がん発生リスクを減少させることが可能です。ただし除菌後の胃粘膜の萎縮の改善は非常に緩徐であり今後決して胃がんにならないわけではないため、除菌後も胃内視鏡による定期的な検査を受けることが重要です。

ABC検診の料金(自費診療)

当クリニックでは4,000円(自費診療)で検査を行っています。胃の萎縮度検査(ペプシノーゲン法)を希望しない方は、ピロリ菌検査(血液検査:抗体法)のみを3,500円で実施しております。

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