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- 腹部超音波検査
このような方は腹部超音波検査を検討
- 腹部のがんが気になる方
- 脂肪肝を指摘された、またはご心配のある方
- 肝機能の数値が高めと指摘された方
- 腎機能の数値が高めと指摘された方
- 中性脂肪やLDLコレステロールなど脂質異常を指摘された方
- みぞおちの痛み、右側・左側の腹部の痛みがある方
- 特に症状はないが、健康管理の一環として腹部を調べたい方
腹部超音波検査とは
どんな検査?
超音波(人の耳には聞こえない高周波の音)を体の表面から当て、臓器で跳ね返った音を画像として映し出す検査です。一般に「腹部エコー」「エコー検査」とも呼ばれています。
- 放射線を使用しない
- 痛みを伴うことが少ない
- 体への負担が比較的少ない
といった特徴があります。
どの臓器を調べる?
腹部超音波検査で主に観察する臓器は次のとおりです。
- 肝臓
- 胆のう
- 膵臓
- 腎臓
- 脾臓
体質によっては、腸のガスや皮下脂肪の影響で画像が得にくい場合があります。必要に応じて、他の検査(CTなど)をご案内することがあります。
検査前の食事について
超音波が見えやすくなるよう、食事制限をお願いしています。
| 【検査時間】 | 【お食事を済ませる時間】 |
|---|---|
| 午前9時~13時台 | 前日の22時まで |
| 14時以降の検査 | 最低6時間前まで |
※お水のみ飲んでいただけます。
胆のうが縮んでしまうと観察しにくくなるため、食事時間の調整にご協力ください。
服装について
腹部超音波検査の場合、お着替えはございませんので、おなかを出しやすい服、検査用ゼリーが付いても問題のない服装でお願いいたします。
検査中
検査では、まずおなかに専用のゼリーを塗り、超音波を発する機器(プローブ)をあてて観察を進めていきます。必要に応じて、臓器の位置を確認しやすくするために軽く体の向きを変えたり、呼吸についてお声掛けをさせていただくことがあります。検査時間の目安は約15分程度で、観察する範囲によって前後する場合があります。脂肪肝の程度や肝臓の硬さ(線維化の程度)を数値化することも可能です。
あなたの肝臓、大丈夫ですか?
脂肪肝は、単なる“脂のたまった肝臓”と思われがちですが、放置すると脂肪肝炎、肝硬変、ひいては肝がんに進行するリスクがあります。生活習慣を見直し、早い段階で検査を受けることが大切です。
脂肪肝がもたらすリスク
脂肪肝は、肝臓の細胞に過剰な中性脂肪がたまった状態を指します。自覚症状がほとんどないため「大したことない」と思われやすいですが、医学的には無視できない問題です。特に、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の一部は、炎症を伴う代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に進展し、さらに線維化(肝臓が硬くなる)を起こして肝硬変や肝がんに移行する可能性があります。また、脂肪肝は生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常など)と密接に関係しており、これらを併発するリスクも高いと報告されています。
まずできること
超音波検査で脂肪肝を指摘された方は、次のような対策を考えるとよいでしょう。
生活習慣の見直し
食事:カロリーを適正に、糖質や脂質の過剰摂取を控え、良質なたんぱく質・野菜中心のバランスの取れた食事を心がける。
運動:週に中強度の有酸素運動を150分以上目指す(例:速歩やジョギング)。インスリン抵抗性の改善に筋力トレーニングも効果的。
体重管理:体重を7%前後減らすことで肝機能の改善が期待される、10%減量で線維化も改善するという報告もあります。
飲酒の見直し:アルコール摂取を減らす、休肝日を設けるなど。
専門医への相談と定期的なフォロー
- 自己判断せず、肝臓病の専門医に相談する。
- 必要に応じて、肝硬度を測定するエラストグラフィー(例:Shear-Waveエラストグラフィー、FibroScan等)を受け、線維化の進行度を評価。
腹部超音波検査でわかる主な病気
肝臓(肝疾患)
脂肪肝
肝硬変
肝腫瘍/肝がん
肝嚢胞
胆のう・胆管(胆道系疾患)
胆石
胆のうポリープ
胆のう炎・胆管炎/腫瘍
膵臓(すい臓)
膵炎
膵のう胞
膵腫瘍
腎臓(腎疾患)
腎結石
腎のう胞
腎腫瘍
水腎症
脾臓(脾臓の異常)
脾腫
脾のう胞・腫瘍
大動脈・血管
腹部大動脈瘤
血管の血流異常
その他
腹水
リンパ節腫大